QualityOne 教育訓練管理 は、ロールベースの評価と教育訓練を使用し、コンプライアンスを保ちながらジョブと監査の迅速な準備をサポートするアプリケーションです。適切な学習者に適切なコンテンツを届けるために必要なツールを企業に提供し、従業員の理解度を維持します。コンテンツ開発、変更および配布、およびロールの迅速な準備がシームレスで連続的なライフサイクルになります。

教育訓練管理では、学習者ロールカリキュラム、および教育訓練要件を含む教育訓練マトリックスの設定およびメンテナンスが可能です。教育訓練マトリックスを変更すると、完了させる教育訓練割り当てレコードとワークフロータスクが自動的にユーザにプッシュされます。さらに、QualityOne でドキュメントの改訂を行うと、ユーザへの教育訓練関連ワークフロータスクの割り当てがトリガーされます。

QualityOne Vault の教育訓練管理アドオンアプリケーションを入手する方法の詳細は、カスタマーサクセスマネージャにお問い合わせください。

QualityOne 教育訓練管理は、Veeva QualityOne アプリケーションファミリーの一部です。組織は、1 つの Vault で 1 つ、2 つ、またはこれらすべてのアプリケーションを持つことができます。エンドユーザが教育訓練の管理を行うのか (完全ユーザ)、あるいは教育訓練活動を完了させるだけなのか (学習者ユーザ) によってエンドユーザに必要なライセンスが異なります。

機能

QualityOne 教育訓練管理は Vault 上に構築されており、プラットフォーム用の Vault ヘルプで説明されている機能が使えます。さらに、以下の機能も含まれています。

  • 教育訓練割り当ての自動化の作成と配布: QualityOne 教育訓練管理はスケジュールされたジョブを使用してアプリケーション内で自動化を作成します。Vault は、学習者ロールカリキュラム教育訓練要件、および教育訓練割り当てオブジェクトのライフサイクルに基づき、教育訓練割り当て オブジェクトレコードを自動作成します。管理者がユーザの学習者ロールを更新するか、カリキュラムまたは教育訓練要件オブジェクトレコードを変更すると、教育訓練管理は自動的に関連する教育訓練割り当てをユーザに割り当てます。
  • 学習者ホームページ: QualityOne 教育訓練管理には、学習者にオープンになっている割り当ての概要を表示する直感的で使いやすいダッシュボードが用意されています。割り当てカードには、関連するカリキュラム、予想完成時間、教育訓練ドキュメントの発効日、期日、カテゴリなどの主要な情報が表示されます。
  • 教育訓練ダッシュボード: QualityOne 教育訓練管理では、教育訓練ダッシュボードには、教育訓練プログラム、落第の恐れがある資格、および教育訓練割り当ての進捗状況が表示され、教育訓練マネージャが必要なアクションを実行することができます。
  • マネージャアクセス: QualityOne 教育訓練管理は、任意の学習者直属のマネージャアプリケーションロールを学習者の教育訓練記録それぞれの学習者のマネージャグループに割り当てます: 教育訓練割り当て割り当て詳細TA チェックリストTA 回答クラススケジュールクラス名簿セッション、およびセッション名簿。これにより、学習者のマネージャは直接レポートの割り当てを表示することができます。学習者のマネージャグループは、外部教育訓練の完了証明書の検証など、ワークフロータスクも受領することができます。
  • 直接割り当て: QualityOne  教育訓練管理を使用すると、自動化されたシステム管理型のジョブ処理とは別に、必要に応じてユーザアクションを使用して学習者に教育訓練割り当てを発行することができます。
  • クイズ: QualityOne 教育訓練では、教育訓練要件に設定することができる任意のコンポーネントを追加し、より詳細な教育資料に対するユーザの理解度の支援および評価を行うことができます。
  • ドキュメント教育訓練インストラクター主導の教育訓練、および外部教育訓練: QualityOne 教育訓練管理には、Vault でのオンライン教育訓練、対面式のクラスルーム教育訓練、または Vault 外部で行われる教育訓練を可能にする教育訓練要件タイプが用意されています。
  • 置き換え教育訓練: QualityOne 教育訓練管理は、教育訓練管理者が定義する置き換えルールを使用して、別のまたは置き換えの教育訓練割り当てを、必須または主要教育訓練割り当てに割り当てることができます。
  • 第三者教育訓練: QualityOne 教育訓練管理により、学習者の代わりに教育訓練割り当ての完了クレジットを付与するための適切なアクセス権限をユーザに有効化します。これにより、Vault へのアクセス権限を持たない学習者が Vault ドキュメントの教育訓練割り当てを完了することができます。例えば、一部の組織では、ユーザが受託業者、外部従業員、臨時従業員であるか、または主たる組織に属していない場合があります。

データモデル

教育訓練管理は、一部の共通データモデルのコンポーネントを他の QualityOne アプリケーションと共有するため、ユーザはこれらのアプリケーションすべてのデータを 1つの Vault にまとめることができます。これはすべての教育訓練管理オブジェクトの完全なリストではありませんが、データモデルの重要なコアオブジェクトについて説明しています。これらはすべての QualityOne Vault に表示されますが、教育訓練管理を含む Vault でのみ使用されます。管理者は、Vault 構成レポートを作成して Vault ですべてのオブジェクトを表示することができます。

Vault の設定に応じて、オブジェクトのラベルが本文で説明されたラベルとは異なる表示となる場合があります。

教育訓練管理の主要オブジェクト

共有された QualityOne データモデルに加えて、教育訓練管理アプリケーションにはデータを書くほうする追加オブジェクトがあります。これは、主要な教育訓練管理オブジェクトのリストですが、すべてのオブジェクトは含まれていません:

  • 個人: 新規学習者を追加します。
  • 学習者ロール: 機能ロールを個人に関連付けます。
  • カリキュラム: 特定のカリキュラムを完了するために必要な教育訓練要件を記録します。
  • 教育訓練要件: カリキュラムを構成する個別のコンテンツを保存します。
  • 教育訓練割り当て: ドキュメントを読む、クイズに回答するといった学習者の作業内容を保存します。
  • 割り当て詳細: Vaultが作成した教育訓練割り当てを追跡し、それらの割り当てに関連付けられた学習者ロール、カリキュラム、および個人を追跡します。
  • 学習者ロール別の合計時間: 期限切れ、期限切れまで 1 週間、期限切れまで 1 週間以上の割り当てを追跡します。
  • 直接割り当てユーザ入力: 直接割り当てを作成した際に入力したデータが含まれます。
  • 直接割り当てリクエスト: 直接割り当てユーザ入力からデータをコピーします。

ここでは教育訓練モデルの設定方法の例を紹介します:

教育訓練管理データモデル

この例では、学習者が 2 つのカリキュラムに関連付けられている学習者ロールに割り当てられています。カリキュラムそのものは、複数の異なる教育訓練要件で構成されています。教育訓練管理は各オブジェクトレコードのライフサイクル状態を確認し、すべてが適格な状態であれば要件ごとに教育訓練割り当て学習者に発行します。例えば、教育訓練管理がユーザに合計 7 つの教育訓練割り当てを割り当てます。

QualityOne 教育訓練管理アプリケーションの使用に関する詳細は、以下の記事でご確認ください:

管理者向け記事

これらの記事で教育訓練管理アプリケーションについてご確認ください: