選択リストを使うと、さまざまな事前定義オプションからオブジェクトフィールドの値を選択することができます。リストが、オプションの固定セットである場合や (例: 言語)、別のフィールドの選択値に基づいて変化する必要がある場合があります (例: 地域として「北米」を選択した後に表示される国のリスト)。依存性選択リストを使うと、オブジェクト内に選択リスト依存性を作成し、別の選択リストフィールドの値に応じて使用可能な値のサブセットを表示することができます。
注: カスタム選択リストにのみ選択リスト依存性を作成することができます。
依存性選択リストの設定
すべての利用可能な値を含めることで、その他の選択リストと同様に、依存性選択リストを最初に構成できます。後で、オブジェクト選択リストフィールドの依存性の作成ページに選択リスト依存性を設定することができます。
選択リスト依存性の設定
選択リスト依存性を設定するには:
- 管理 > 設定 > オブジェクトの順に選択して、オブジェクトをクリックします。
- フィールドタブを開きます。
- カスタム選択リストフィールドを開いて、依存性の作成ボタンをクリックします。
- 制御フィールド選択リストから、現在の選択リストフィールドの値を制御する選択リストまたはブーリアン (yes/no) フィールドを選択します。
- 選択リスト依存性マトリックスセクションで、チェックボックスを使用して、制御フィールドの各値に利用可能な依存性選択リスト値を指定します。
- 保存をクリックします。
選択リスト依存性の編集
既存の選択リスト依存性を編集するには:
- 管理 > 設定 > オブジェクトの順に選択して、オブジェクトをクリックします。
- フィールドタブを開きます。
- 依存性が設定されているカスタム選択リストフィールドを開いて、依存性の表示ボタンをクリックします。
- 編集をクリックし、選択リスト依存性間トリックセクションに必要に応じて変更を行います。
- 保存をクリックします。
選択リスト依存性の削除
既存の選択リスト依存性を削除するには、依存性が設定されているカスタム選択リストフィールドで依存性の表示ボタンをクリックします。依存性ページで、削除ボタンをクリックします。
制御するフィールドについて
制御するフィールドを使うと、別のフィールドで選択されたオプションに基づいてフィールドの値を設定することができます。以下の方法で制御するフィールドを設定することができます:
- 単一値または複数値の選択リストとして
- 複数の制御される選択リストまたは依存性選択リストを制御するための制御する選択リストとして
- 制御するブーリアンフィールドとして
制御するフィールドとしての複数値の選択リスト
Vault が、制御するフィールドとして複数値の選択リストを使用し、ユーザが複数の値を選択している場合、Vault は選択された制御オプションに使用できるすべての値を結合して表示します。以下の例では、言語選択リストフィールドはロケール選択リストフィールドを制御します。ユーザが制御言語フィールドでスペイン語とフランス語を選択すると、依存性ロケールフィールドには指定されたオプションに使用できるすべての値が表示されます。
使用実例: 言語およびロケール間の 2 つの選択リスト
実装されると、依存性選択リストは、ユーザのフィールド入力を簡素化することができる強力な設定オプションとなります。例えば、Vault に新規ユーザを追加する際、VeePharm はロケールと言語フィールドへの値の入力を要求します。ほとんどの場合、Vault には選択する言語オプションの固定セットを含めることができます。ただし、VeePharm は選択されたロケールに基づいて言語オプションが変化するようにしたいと考えます。
これを設定するために、管理者は選択リスト依存性を作成します。ロケール選択リストフィールドに制御するフィールドとして言語で選択リスト依存性を作成します。次に管理者は、ユーザが言語フィールドで値を選択すると、Vault がロケールフィールドで関連する値のみを表示するように、制御するフィールド値から言語オプションを選択します。