Vault QualityOne の外部連携管理では、パーソンからユーザを自動作成するために、外部コラボレータテンプレートというコンポーネントを使用しています。これらのテンプレートは、設定に基づいてユーザレコードを作成しようとし、パーソンレコードにある値から詳細に入力します。

ユーザ名パターンについて

外部コラボレータテンプレートユーザ名パターンは、動的トークンを使用すると作成されるユーザ名を定義します。これらのトークンは、任意のパーソンレコードまたはパーソンの関連組織レコードから情報を取得することができます。このフィールドは、テキスト数字数式ルックアップフィールド値のトークンのみをサポートします。

また、このフィールドは、特殊トークンの ${PersonEmailPrefix} もサポートします。これは、メールアドレスの「@」記号の前の部分になります。例えば、パーソンレコードに記載されるメールアドレスが 「“Jane.Doe@veesupplier.com”」 の場合、トークンは「Jane.Doe」になります。

ユーザ名パターンの例

推奨される組織 オブジェクト構成の Vault におけるユーザ名パターンの例は、以下の通りです:

${PersonEmailPrefix}$-{Organization.email_suffix__c}

メールアドレスが 、「Jane.Doe@veesupplier.com」、メール接尾辞の値が「VeeSupp」、ユーザアカウントが「veecorp.com」ドメインで有効化されているパーソンの場合、このユーザ名パターンは「Jane.Doe-VeeSupp@veecorp.com」になります。生成されたユーザ名は Vault ユーザのユーザ名の長さとコンテンツ要件の対象となるため、ユーザ名パターンで参照されるトークンが、非常に長い値にならないようにする必要があります。

組織オブジェクトの設定

オプションで、作成されたユーザのユーザ名を構築するための適切なデータがあることを確認できます。例えば、メール接尾辞 (email_suffix__c) など、組織オブジェクトに適切なユーザ名接尾辞を含むようにフィールドを追加します。この手順により、組織に関連する外部ユーザアカウントを簡単に追跡および検索できるようになるため、この手順を実行することを強く推奨します。これにより、外部コラボレータに自動生成されるユーザ名の衝突を回避できます。